ハイドロゲルが結合するタンパク量
2006/10/27
ハイドロゲルは名前どおり、水分子と非常に相性がよいです。
種類にもよりますが、乾燥状態のハイドロゲルは
約10倍から300倍の重さの水を保持することができます。
では、タンパク質は理論的にどれくらい保持できるのでしょうか?
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ハイドロゲルは名前どおり、水分子と非常に相性がよいです。
種類にもよりますが、乾燥状態のハイドロゲルは
約10倍から300倍の重さの水を保持することができます。
では、タンパク質は理論的にどれくらい保持できるのでしょうか?
田畑教授のコラムを掲載します。
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さて、皆さんは、ドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System, DDS)という言葉にどういうイメージをお持ちでしょうか?drug = 薬物 = 治療、delivery = 送達 = 宅配便という先入観をもち、DDSが薬物治療を目的とした薬物送達のための技術、方法論であると、頭に思い浮かべる方がほとんどではないか、と思います。なぜなら、薬学書籍コーナー以外のところで、DDSの本を目にすることはこれまでにはありませんでした。
「drug」という言葉の意味を英英辞典で調べてみますと、”Substance used for the treatment or prevention of disease (病気の治療、予防に用いられる物質)”とか”Substance taken for the effects it produces (生じる効能、効き目のためにとられる物質)”と記載されています。ここからお分かりの通り、「drug」とは、特に、治療を目指した物質に限定されているわけではありません。つまり、DDSとは、投与(送達)方法や形態を工夫し、drugの体内での動きを精密にコントロールすることによって、作用発現部位に望ましい濃度―時間パターンのもとに選択的に送り込み、結果として最高の生物効果を得ることを目的としたdrugの投与(送達)に関する概念なのです。