第9回 日本再生医療学会 報告 (2)
2010/03/30
こんにちは。
4月1日からは
3次元培養基材のキャンペーンが始まります。
お知らせが目白押しの状況で
少し慌てておりますが
まずは再生医療学会の報告、後半です。
iPS学会とは言われて
影の薄かった材料ですが
MedGEL社の関連する研究が
19日のベストポスター賞を2つ取りました!!
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こんにちは。
4月1日からは
3次元培養基材のキャンペーンが始まります。
お知らせが目白押しの状況で
少し慌てておりますが
まずは再生医療学会の報告、後半です。
iPS学会とは言われて
影の薄かった材料ですが
MedGEL社の関連する研究が
19日のベストポスター賞を2つ取りました!!
こんにちは。
本日は2010年3月18日~19日に開催された
再生医療学会の報告です。
どなたかがiPS学会とおっしゃっていましたが
今年はiPSに言及した発表が非常に多かったです。
そしてiPS研究の総本山である
山中研での最新の研究成果発表もありました。
再生医療・iPS細胞・ES細胞についての最新のニュース・情報をいつもご紹介してくださっている、
"再生医療が描く未来 -iPS細胞とES細胞-" で知りました。
この記事で紹介されているデジタル冊子がこちらです。
心不全の治療に幹細胞を注射
研究の進展に少しでもお役に立ちたいと考えております。
弊社製品を何卒よろしくお願いします。
お問い合わせは下記メールアドレスまでお願いします。
NIKKEI NET で報道されている内容です。(2009年2月13日)
阪大、iPS細胞で心筋梗塞改善大阪大学の澤芳樹教授らは、様々な細胞や組織に育つ能力を持つ新型万能細胞(iPS細胞)を活用し、心筋梗塞(こうそく)のマウスの病状を改善することに世界で初めて成功した。マウスのiPS細胞で心臓の細胞を作り、弱った心臓に張った。ヒトのiPS細胞でも同様の効果があれば、患者が多い心筋梗塞の新たな治療法になる。
3月5日から東京で始まる日本再生医療学会で発表する。澤教授と三木健嗣研究員らはまず、京都大学の山中伸弥教授が開発した手法でマウスの細胞からiPS細胞を作製。培養方法などを工夫し、99%以上の高率でiPS細胞を心筋細胞に変化させた。 (18:18)
<2009年2月17日追記>
このニュースについては以下のブログのエントリでも詳しく取り上げられています。
iPS細胞で心筋梗塞改善=マウス使った実験で確認-阪大
|再生医療が描く未来
iPS細胞で心筋梗塞改善;マウス使った実験で確認-阪大
|人生…いきあたり、ばったり!
<追記 了>
上記の研究では利用されていないようですが、MedGelの同等品を用いて移植した細胞の生着率を向上させた事例を以下で御紹介しております。
こんにちは。
本日はNature medicineのオンライン版に掲載された
基材と細胞を使った心臓の再構築
という面白い研究成果をご紹介させていただきます。
日本ではiPS細胞がホットトピックなせいか
どこでも紹介されていないみたいです…。
いよいよ明日2007年12月21日、再生医療関連のベンチャー企業ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングがジャスダック・NEOに上場します。
組織の再生を実現させるアプローチは弊社と異なる部分もありますが、目指しているゴールは近いものがあります。
新規公開の公募価格が1株 120,000円。
上場時の発行済株式数が約10万株余り。この株価をベースにすると、時価総額が約120億円となります。
詳しい情報はこちらです。
ここでは注目度が B となっていますが、我々は大いに注目しています。
こんにちは。
ずいぶんと間が空きましたが
日本バイオマテリアル学会のご報告2回目です。
こんにちは。
2007年11月26日から二日間にわたって開催された
第29回 日本バイオマテリアル学会に参加してきました。
分子生物学会などに比べると小さめの学会になりますが
色々面白い発表がありましたので
ご紹介させていただきます。
ずいぶん遅れ気味ですが
バイオマテリアル学会の報告、第2弾です。
1日目の午前に開催されたシンポジウム
「バイオマテリアルを活用した軟組織の再生誘導治療」
においてゼラチンハイドロゲルを使った再生研究の成果が
お二人の先生から発表されました
続きが遅くなりましたが、第28回バイオマテリアル学会の報告です。
11月27,28日と二日間にわたって、
東京市ケ谷の私学会館で開催されました。
二日ともあいにくの小雨模様でしたが
みなさん、ものともせずに学会を楽しまれていたようです。
一般の方はバイオマテリアルという言葉を聞いて何を思い浮かべるでしょう。
バイオとつくだけにバイオテクノロジーを使っていたり
生物由来の材料を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
先週の7日、8日と日本組織工学会に出席してきました。
工学会というだけあって、
素材から新しい治療法にアプローチしようという発表が多くありました。
既に新しい素材、従来の素材の組み合わせで
目覚しい成果を上げている先生方もいらっしゃいました。
そのなかで特に目を引いたのが
京都大学心臓血管外科 米田先生の発表です。
閉塞性動脈硬化症、パージャー病という難病があります。
どちらも末梢の血管が閉塞し、潰瘍や壊死を起しやすくなるものです。
ひどい場合には、指、下肢の切断、痛みによる歩行困難が起こります。
米田先生は特に痛みの激しい患者さんに対して
血管新生を誘導する成長因子とハイドロゲルを組み合わせて
治療を行いました。
その結果ほぼ全員の症状が改善されました。
(糖尿病を併発している患者さんだけ、
単独の効果を見ることが出来ませんでした。)
発表では、パージャー病の患者さんが
治療により歩けるようになった様子を動画で示されました。
治療前は自力での歩行は困難で、仕事も出来なかったそうです。
現在、この治療法は一部の人しか受けることが出来ません。
現時点ではこの治療法は特に重症の患者さんを対象にした
「研究」として位置づけられているからです。
再生医療には多額の税金が投資されています。
一日でも早く社会に還元するために
また、希望する方が誰でも治療を受けることが出来るように
メドジェルも活動していきたいと思います。
*************************************************
パージャー病は20代から40代の喫煙者に多く見られる病気です。
特に男性に多く、間接喫煙で罹患したとの報告もあります。
喫煙のリスクは肺がん以外にもたくさんあります。
こういった病気に対して
タバコ販売会社が研究をサポートしているような話を聞きません…。
すこし不思議です。
研究員 松井
本日の新聞で取り上げられていたニュースです。
ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
京大再生研、皮膚から「万能細胞」作製に成功
皮膚の細胞から、様々な臓器や組織に育つ能力を秘めた新たな“万能細胞”を作製することに、京都大再生医科学研究所が、マウスの実験で世界で初めて成功した。
(読売新聞) - 8月11日9時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060811-00000001-yom-soci
多細胞生物はひとつの細胞が分裂し、様々な組織に分化して形成されます。
一度分化した細胞がもどるということはありません。
今回の実験では一度分化して、機能を持った細胞にちょっと細工をすることで
幹細胞に近づくことができたというものです。
著者の方も認めていますが
遺伝子の発現パターンが幹細胞と少し違いますし、効率も良いものではありません。
それでも、一度分化した細胞が幹細胞に近づくというのは
科学的にとてもすばらしいデータだと思います。
ヒトにどれだけ応用できるかは、まだまだ未知数ですが
そのときにはメドジェルの細胞足場技術がお役に立ちたいものです。
研究員 松井