大きなものから小さなものまで…
2007/01/16
遅まきながら、あけましておめでとうございます。
今年度もコツコツ更新をしていきます。
よろしくお願いします。
本日はサイズの話です。
弊社のゲルは、
bFGFを中心に様々な成長因子を徐放できる事が分かっています。
改めて等電点とサイズをまとめて見ますと…
薬剤
|
等電点
|
分子量(Da)
|
最適ゲル
|
bFGF
|
11.71
|
11.7K
|
PI5
|
HGF
|
8.22
|
82.6K
|
PI5
|
TGF-beta1
|
7.74
|
49.3K
|
PI5
|
NGF
|
9.46
|
29.3K
|
PI5
|
BMP-2
|
9.15
|
44.7K
|
PI9
|
11.2KDaから82.6KDaまで、
PI 4.5から11.7まで幅広いタンパクを徐放出来ることが分かります。
社内のテストではPI4.5のタンパクや、
トリペプチド(3アミノ酸)、18アミノ酸も徐放出来ました。
修飾したゼラチンはsiRNAやプラスミドも徐放出来ますから
相性が良ければ大きさを問わず、色々な物質が徐放出来るのです。
残念ながら今のところ、抗体医薬を徐放出来るデータはありません。
しかし、弊社のゲルと抗体医薬を組み合わせると
少量の投与で済み、かつ数週間にわたって
安定的に徐放させることができるのではと期待しております。
ペプチド、抗体をお持ちの方で興味のある方はご連絡ください。
**************************************************
最近、マー坊もヤー坊も見ませんね…。
研究員 松井