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MedGel アプリケーション ~EGFで角膜上皮の再生~

2007/06/25

こんにちは。

国際バイオEXPOではたくさんのご来場有難うございました。
”アンケートに答えて田畑先生の著書を当てよう!”キャンペーンは30日までです。
PCからはhttp://www.medgel.jp/k/からどうぞ。
サンプルの請求もできますよ。

さて、本日は角膜上皮再生の例です。

角膜上皮の再生には増殖因子の1種であるEGFとMedGelを組み合わせて用いています。
検討の結果EGFはE0.5、E3と呼ばれる種類のハイドロゲルが最適でした。

このE0.5、E3は原材料を修飾して、正電荷を持つようにしたものです。
その結果、負電荷を持つものと相性が良くなっています。
特に核酸(プラスミドDNA, siRNA)などの徐放に最適です。

E0.5はEGFを試験管内で約70%を保持し、
体内で約1週間かけて徐放しました。

E0.5とEGFを組み合わせて角膜表層を切除したモデル生物に
投与して96時間後に評価すると
EGFを水溶液状態で投与するよりも
早く広い面積の角膜表層の欠損が治っていました。

実際の角膜が治っている写真をお見せできないのが残念です。


↓興味のある方はこちらの論文をどうぞ

Hori K, Sotozono C, Hamuro J, Yamasaki K, Kimura Y, Ozeki M, Tabata Y, Kinoshita S.
Controlled-release of epidermal growth factor from cationized gelatin hydrogel enhances corneal epithelial wound healing.
J Control Release. 2007 Apr 2;118(2):169-76.


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彩都もモノレール開通から新しい企業さんが増えています。
インキュベーター施設も3棟目が計画されているとか。

朝の通勤もにぎやかになってきましたよ。
(通勤ラッシュとは程遠いですが…。)

研究員  松井





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