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MedGel 粒子(PI5)の使い方

2008/02/13

こんにちは。

本日はMedGel粒子の使い方を図でご説明します。
流れはMedGelシートと変わりませんが
粒子ならではの注意点がありますよ。


前回お知らせしましたが
MedGel粒子は15mg×2本セットでの販売です。

実は2本セットなのには理由があります。
シートにも言えることですが、
MedGelは非常に帯電しやすく静電気で飛散します。

金属製の薬匙を入れると静電気で薬匙全体にくっついてしまい
正確な分取が難しくなりますし、ロスが多くなります。

そこで1回に1本使い切っていただけるように2本セットにしています。
どうしても分けて使いたい!という方は
除電装置などの静電気除去グッズを使用して分取してください。


さて、実際の使い方はこちら↓

粒子の使い方.jpg

① ゼラチン粒子1mgあたり、10µlの生理活性物質溶液を滴下する。
② 37℃で1 時間あるいは4℃で一晩静置して生理活性物質溶液をMedGel
に完全に含浸させる。
③ 投与部位、投与箇所に応じて適量の生理食塩水を加えメスアップする。
④ 23~25Gの注射針を用いて、よく分散させた後に動物に投与する。

粒子のサイズは50-100ミクロンですので
準備の最中に沈殿してきます。
よく振って分散させた後に投与してください。

粒子イメージ.jpg


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先日出たセミナーで研究者の方がお話されていたのですが
効率が3~6倍アップしたというデータを出したところ
新聞社が勝手に10倍アップと丸めてしまったそうです。

最近も植物細胞で出たデータを
iPS細胞にも使える技術と断言する記事を見かけました。

分かりやすくした…と言いたいのでしょうが
誤報道や誇大報道に近いものがあると思います。

良い研究は無理に誇張しなくても良いものだと思うのですが。

研究員 松井




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